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market-analysis2026-02-14

2月第二週振り返り

Written by Admin
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2026年2月第2週の貴金属市場は、金・銀・プラチナ・パラジウムのいずれも直近ピーク後の調整局面にあり、価格水準の切り下げによる調整というより、時間を使った整理が進行している週となった。ピーク後には各金属で上ヒゲや大陰線を伴う反転が観測されたが、その後は下落が連続して加速する展開には至らず、反発と押しを繰り返しながら値幅が徐々に縮小する動きが目立っている。出来高もピーク付近で集中した後は一服傾向にあり、短期的な需給圧力が和らぎつつあることが示唆される。

この局面は、急騰局面で積み上がった短期・レバレッジ主体のポジションが、数日から数週間をかけて解消されていく過程として解釈するのが自然である。いわゆる日柄調整の典型的な形であり、下落と反発を往復しながら市場参加者の構成が入れ替わっていく段階にあると考えられる。ピークからの経過日数は、短期参加者がポジション整理を行う一般的な時間帯に入っており、調整は進行しているものの、完全に一巡したと断定できる材料が揃った段階とは言い切れない。

金は相対的に値動きが安定しており、高値圏を大きく崩さずに時間を使う調整となっている。銀は反転後の値幅が大きく、短期需給の影響が残りやすい動きが続いている。プラチナは高値圏での評価見直しが進む形で、方向感を模索する推移となっている。パラジウムは戻りの弱さが目立ち、調整が断続的に続いている点が他金属との差として現れている。

総じて今週の貴金属市場は、強弱を判断する局面というより、短期ポジションの整理が進む過程を観測する段階にあり、価格そのものよりも値幅や出来高の変化、反発時の安定性といった点を通じて、日柄調整の進捗を見極める局面にあると言える。今後は、下落局面での出来高の減少や安値更新圧力の低下が確認されるか、あるいは反発時に値動きの安定化が見られるかが、調整局面の次段階を判断する材料となる。