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market-analysis2026-05-29

火曜朝は「月曜の1行」を損益だけで採点しない時間

Written by metal
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火曜朝には、月曜の1行をすぐ成功か失敗に分けたくなります。利益が出れば採用、損が出れば廃止。そうすると判断は速く見えます。

けれども1日の損益だけでは、ルールが判断を軽くしたかは分かりません。

違和感:月曜の損益で、1行をすぐ裁きたくなる

月曜に1行を実行すると、火曜朝には結果が目に入ります。

  • 利益が出たから、この1行は正しかった
  • 損をしたから、この1行は間違っていた
  • 入らなかったから、機会を逃した
  • 止まったから、伸びる場面を逃した

このように考えるのは自然です。
損益は見えやすいからです。

でも、週次ルールの1行は、相場を当てるためだけのものではありません。
画面の前で迷いを減らすためのものです。

損益だけで採点すると、判断が軽くなったかどうかを見落とします。

反転:火曜朝は、損益より先に行動を見る

火曜朝は、月曜の1行を3つの観点で見ます。

1) 迷いが減ったか

たとえば、月曜の1行が
「14時30分に一度止まる」
だったとします。

利益が大きくなくても、14時30分に止まったことで引け前の追加判断が減ったなら、その1行は働いています。

見るべきなのは、止まった後に価格が上がったか下がったかだけではありません。
止まったことで、余計な判断が減ったかです。

2) 材料が減ったか

月曜の1行が
「寄付き前は米金利を見ない」
だったなら、火曜朝に見るのは損益だけではありません。

米金利を見なかったことで、国内ETFの板や乖離率に集中できたか。
寄付き前の確認が短くなったか。
場中に材料を戻さずに済んだか。

この行動が見えれば、1行には意味があります。

3) 例外が増えなかったか

月曜の1行が
「場中に新しい条件を足さない」
だったなら、例外の数を見ます。

損益がどうだったかより、場中に条件を足さずに済んだか。
足したとしても、何を理由に足したのかを記録できたか。

例外が増えていないなら、1行は判断を軽くしています。
例外が増えているなら、火曜に扱いを見直します。

知識フック:1日目の損益は、ルールの品質を決めない

1日だけの損益は、ルールの品質を決めるには弱い材料です。
相場の偶然が大きいからです。

良いルールでも、月曜の値動きが逆なら損をします。
悪いルールでも、たまたま値動きが味方すれば利益が出ます。

だから火曜朝は、損益を見ないのではありません。
損益だけで採点しない。

先に見るのは、行動の変化です。

迷いが減ったか。
見る材料が減ったか。
例外が増えなかったか。

この3つが少しでも改善していれば、月曜の1行はまだ使えます。
逆に、利益が出ていてもこの3つが悪化しているなら、その1行は危ういです。

再読:最初の場面へ戻る

「日曜は「月曜朝の1行」を仮置きする時間」で日曜に月曜朝の1行を仮置きし、
「月曜朝は「仮置きの1行」を実行・保留・破棄に分ける時間」で月曜朝に実行・保留・破棄へ分けました。

「火曜朝は「月曜の1行」を損益だけで採点しない時間」では、火曜朝にその1行を損益だけで採点しません。

やることは3つです。

  1. 迷いが減ったかを見る
  2. 見る材料が減ったかを見る
  3. 例外が増えなかったかを見る

火曜朝は、月曜の1行を成功/失敗へ急いで分ける時間ではありません。
月曜の1行が、判断を軽くする方向に働いたかを確認する時間です。

過去記事リンク

  1. 月曜朝は「仮置きの1行」を実行・保留・破棄に分ける時間
  2. 日曜は「月曜朝の1行」を仮置きする時間
この記事から次に見るもの
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