水曜朝は「週次ルール」がまだ効いているかを見る時間
水曜朝になると、週次ルールは少し古く見え始めます。月曜と火曜の相場を通ったあと、そのまま続けてよいのか、少し小さくすべきか迷います。
週の中盤で必要なのは、全面的な作り直しではありません。継続、縮小、終了を一度だけ分けることです。
違和感:続けているのに、判断が軽くなっていない
週次ルールを入れたはずなのに、水曜朝にまだ迷いが多いことがあります。
- 寄付き前に見る材料が減っていない
- 終了時刻を決めたのに、結局引け前まで粘っている
- 条件を1つにしたはずなのに、場中に別の条件を足している
- 月曜と火曜で同じ迷いを繰り返している
このとき、週次ルールは存在していても、判断を軽くしていません。
紙の上ではルールになっている。
でも、実際の画面の前では効いていない。
水曜朝に見るべきなのは、損益ではありません。
そのルールで、迷いが減ったかどうかです。
反転:水曜朝は3つに分けて、週後半を軽くする
水曜朝の見直しは、全面改造ではありません。
ここで新しいルールを何個も作ると、また月曜朝に戻ってしまいます。
見るのは1回だけです。
扱いも3つに分けます。
1) 継続する
迷いが減っているなら、週次ルールは継続します。
たとえば、利益は大きくなくても、
「見る材料が1つ減った」
「終了時刻を意識できた」
「場中に条件を書き換える回数が減った」
なら、ルールは働いています。
この場合、水曜朝に触る必要はありません。
同じ1行で週後半へ進みます。
2) 縮小する
ルールが重すぎるなら、縮小します。
たとえば、
「為替、米金利、金先物、ETF乖離率を全部見る」
というルールにしていたなら、水曜朝に1つだけ残します。
「14時で一度止まる」と決めたのに守れないなら、
まずは「14時にメモだけ残す」に縮小します。
縮小は敗北ではありません。
週後半に実行できるサイズへ戻す作業です。
3) 終了する
同じ迷いを増やしているなら、その週次ルールは終了します。
終了してよいのは、次のようなときです。
- ルールを守ろうとして、逆に見る材料が増えた
- ルールの説明に時間を使い、実際の判断が遅くなった
- 月曜と火曜で、同じ例外を何度も作った
この場合は、週末まで引っ張りません。
水曜朝に終了し、週後半はもっと小さい観察だけにします。
知識フック:市場では「中間レビュー」が損益より先に来る
投資のルールは、最終損益だけで評価したくなります。
でも、週の途中では損益だけを見ると判断を間違えます。
相場がたまたま味方しただけなら、悪いルールでも利益が出ます。
逆に、相場が一時的に逆へ動いただけなら、良いルールでも損失になります。
だから水曜朝は、損益より先に「行動の変化」を見ます。
見る材料は減ったか。
場中の書き換えは減ったか。
終了条件を思い出せたか。
例外を増やさずに済んだか。
この4つが改善していれば、ルールはまだ使えます。
改善していなければ、週後半へ持ち越す前に小さくします。
再読:最初の場面へ戻る
「月曜朝は「週次ルール」を1行に戻して始める時間」で月曜朝に週次ルールを1行へ戻し、
「火曜朝は「週次ルール」を初日だけで捨てない時間」で火曜朝にすぐ捨てない形にしました。
「水曜朝は「週次ルール」がまだ効いているかを見る時間」では、水曜朝に1回だけ中間レビューをします。
やることは3つです。
- 迷いが減っているなら継続する
- 重すぎるなら縮小する
- 迷いを増やしているなら終了する
水曜朝は、週次ルールを大きく作り替える時間ではありません。
週後半へ持っていける形かどうかを、損益より先に確認する時間です。