後場最初の30分は「見るもの」を1つに固定する時間
後場寄りで再起動ゲートを通しても、最初の30分でまた材料を増やしたくなります。午後の入り口は、午前より少ない情報で判断しているように感じやすいからです。
この30分は、見るものを1つに固定する時間です。見るものを減らすことで、昼休みに決めたテーマを守ります。
違和感:後場寄りを越えると、午後の材料を増やしたくなる
後場寄り直後は、午前とは違う値動きに見えやすい時間です。
だから、見たいものが増えます。
- 午前テーマの継続を見るはずが、別の金属も見始める
- 為替だけを見るはずが、ニュースや先物まで足す
- 手仕舞いを優先するはずが、午後の利益目標を作り始める
午後の材料が全部悪いわけではありません。
問題は、後場最初の30分で材料を増やすと、昼休みに整理した意味が薄くなることです。
後場最初の30分は、材料を増やす時間ではありません。
再起動したテーマが午後の値動きに耐えるかを見る時間です。
反転:後場最初の30分は、見るものを1つに固定する
後場寄りでテーマを再起動したら、その後の30分は見るものを1つに固定します。
テーマを守るには、材料の数を減らす必要があります。
1) 為替テーマなら、為替だけを見る
午後のテーマが為替なら、後場最初の30分は為替だけを主役にします。
- ドル円の方向が午前から崩れていないか
- 円建てETFの値動きと矛盾していないか
- 為替以外の材料で判断を増やしていないか
他の材料は、次の確認時刻まで保留します。
2) 出来高テーマなら、板と約定だけを見る
午後のテーマが出来高なら、ニュースより板と約定を見ます。
- 板の薄さが続いているか
- 約定が偏っていないか
- スプレッドが午前より広がっていないか
この時間に価格方向まで同時に読もうとすると、出来高テーマがぼやけます。
3) 手仕舞いテーマなら、終了条件だけを見る
午後のテーマが手仕舞いなら、見るものは終了条件です。
- 終了時刻は変わっていないか
- 利益で終了線を広げていないか
- 引け前の新判断禁止を残しているか
手仕舞いテーマの日に、午後の利益目標を増やすと、また午前の判断に戻ります。
知識フック:午後は「材料が増える時間」ではなく「時間制約が強まる時間」
午後は、午前より残り時間が短くなります。
つまり、判断を増やすほど処理できる時間は減ります。
それなのに、午後の入り口では新しい材料を足したくなる。
ここにズレがあります。
午後は、材料を増やして賢くなる時間ではありません。
限られた時間の中で、どの材料だけを見るかを絞る時間です。
再読:最初の場面へ戻る
「後場寄りは「午前テーマを再起動するか」を決める時間」で後場寄りの再起動ゲートを通したら、
「後場最初の30分は「見るもの」を1つに固定する時間」では最初の30分で見るものを1つに固定します。
やることは3つです。
- 為替テーマなら、為替だけを見る
- 出来高テーマなら、板と約定だけを見る
- 手仕舞いテーマなら、終了条件だけを見る
後場最初の30分は、午後材料を増やす時間ではありません。
昼休みに整理したテーマを、午後の値動きで薄めないための時間です。