寄付き5分後は「入るか」ではなく「守れたか」を見る時間
最初の約定値に反応しないと決めても、5分たつと次の判断へ進みたくなります。入るか、見送るか、作戦を変えるか。画面はすぐ次の答えを求めてきます。
しかし5分後に最初に見るべきなのは、相場ではありません。寄付き前に決めた修正を自分が守れたかです。
違和感:5分待てたのに、次の瞬間にまた急ぎ始める
寄付き直後の5分を待てるようになると、少し落ち着いた気がします。
ただ、その直後に判断が速くなりすぎることがあります。
- 5分待ったから、もう入ってよい気がする
- 最初の値動きが落ち着いたので、修正ルールを終わらせたくなる
- 待てたこと自体を成功扱いにして、次の確認を省く
この状態では、5分待った意味が薄くなります。
5分は我慢の時間ではありません。
修正ルールが値動きに壊されなかったかを見る時間です。
反転:5分後の最初の問いは「入るか」ではなく「守れたか」
5分経ったら、価格を見る前に手順を見ます。
ここでいきなり参入判断に入ると、「寄付き前3分は「昨日の修正1つ」を確認する時間」と「最初の約定値で「今日の修正」を書き換えない」で作った修正が短命になります。
1) 今日の修正対象を再確認する
まず、寄付き前に決めた1行を読み直します。
- 入口だけ遅らせる
- 再開サイズだけ小さくする
- 手仕舞い時刻だけ守る
この1行がまだ有効なら、次に進みます。
すでに別の修正を足したくなっているなら、その時点で黄色信号です。
2) 最初の値動きでルールを変えなかったかを見る
次に、最初の約定値や5分間の値動きで、自分がルールを書き換えなかったかを見ます。
- 強い寄付きで予定より早く入ろうとしていないか
- 弱い寄付きで必要以上に慎重になっていないか
- 値動きに合わせて、修正対象を増やしていないか
ここで見るのは、価格の正しさではありません。
自分のルールが、最初の値動きにどれだけ引っ張られたかです。
3) 次の5分で見るものを1つだけ置く
最初の5分を通過したら、次の5分で見るものを1つだけ決めます。
- 入口修正の日なら、次の条件成立まで待てるか
- 再開修正の日なら、サイズを戻さずに見られるか
- 手仕舞い修正の日なら、終了条件を先に保てるか
これで、5分後の判断が「さあ入るか」ではなく、
修正をもう一段続けられるかに変わります。
知識フック:最初の5分は、価格より執行の偏りが残りやすい
市場の寄付き直後は、前日から溜まった注文、成行の偏り、ニュース反応、板の薄さが一度に出ます。
そのため、最初の5分は方向を読むには便利そうに見えて、実際にはノイズも多い時間です。
だから、最初の5分を「方向判定の時間」にすると、値動きに引っ張られやすい。
一方で「自分のルールが守れたかを見る時間」にすると、同じ5分でも意味が変わります。
価格の勢いではなく、行動の再現性を測る。
この切り替えが、翌日以降の改善につながります。
再読:最初の場面へ戻る
「最初の約定値で「今日の修正」を書き換えない」で最初の約定値に反応しない。
「寄付き5分後は「入るか」ではなく「守れたか」を見る時間」では、5分後に参入判断へ飛ばず、まずルールを確認します。
やることは3つです。
- 今日の修正対象を再確認する
- 最初の値動きでルールを書き換えなかったかを見る
- 次の5分で見るものを1つだけ置く
寄付き5分後は、入るかどうかを急いで決める時間ではありません。
寄付き前に決めた修正が、最初の値動きに耐えたかを見る時間です。